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コロンナ農園の様子

シリーズ オリーブ農園レポ【COLONNA】

喧騒から離れたオリーブの樹々のしたたる南モリーゼとプーリアの州境。
歴史深い街並みと風景を抜け、田舎の小道を走るとそこは、フレーバーオリーブオイルの名家コロンナのマッセリア(農園領主の館を利用した宿泊施設)があります。

コロンナのオリーブオイルの歴史は、常にこのマッセリアと共にありました。

Moliseの緑の丘を越え黄金の緑色に色づいたオリーブの樹々と黄色い麦が一面に広がる原野。まるで中世にタイムスリップしたかのようですね!

この農園は、古くは1800年代から歴史がありますが、コロンナのオリーブオイル製造は1996年にマリナ コロンナが父からこの農場を受け継いだことからスタートしました。

海抜120mに180 ヘクタールの土地に多くの品種のオリーブの樹々や果物、野菜等が栽培され、しかも大多数が有機栽培です。何といっても、品種の多さには圧倒され、生でも食べられるオリーブのPeranzana (ペランザーナ)種を含めて15種類も育てて居ます!なかでも、この農園で採れたフルーツを使ったオリーブオイル【フレーバーオイル】は有名で、非常に人気があります。

目次(クリックするとジャンプします)

【収穫】

【収穫】


この農場では、くし竿状の専用棒で収穫を行っており、オリーブの実は樹を揺らして実を傷めないようにネットで集めます。 品質のチェック等にも余念がなく、数人のエキスパートが各工程に於いて丹念に集荷と製造の作業を助けております。

【搾油】

【搾油】


毎年10月ころ、コロンナ農園ではオリーブの収穫が始まります。特にこの期間に採れるオリーブで作ったオイルは『ノヴェッロ』と呼ばれます。ノヴェッロとは『新物』っという意味で、ポリフェノールが非常に高く含まれるため、現地では長寿の秘訣として愛用されています。
収穫したオリーブの実は、丁寧に種を取り、ミルによってペースト状にして温めながらじっくりと時間をかけて液状にしていきます。この時の温度管理が非常に重要で、このオイルの質や香りに影響するため、この農園では特に注意を払って作業を行います。また、オリーブオイルの参加を防ぐため、収穫してから12時間以内には瓶詰めを冠れようさせます。

オリーブオイルの搾油作業

手入れと翌年の準備

オリーブの手入れの主な季節は主に冬で、この収穫後の手入れが再び樹々に生命の活を与えます。夏の間の手入れは選別された樹々にのみ行われますが、この過程は樹々の成長に非常に重要です。
ここ南イタリアで云われ続けられているのが、【良い実は良い土地に成る】です。このような素晴らしい土壌で育ったコロンナのオリーブオイルを、ぜひ一度試されてはいかがでしょうか。


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