オリーブに含まれるポリフェノールの意外な効果
抗菌作用のある食べ物として、近年『はちみつ』が注目されていますが、オリーブだって負けず劣らず優秀な食材です。今回は、オリーブのポリフェノールがもたらす意外な効果に関してまとめました。
オリーブはポリフェノールが多いのは有名な話しですね。
ポリフェノールは有効成分が多く、オリーブの葉に至っては、欧州圏では古来から薬として親しまれてきた程です!意外と知られていないのですが、オリーブの葉のポリフェノール含有量は、ポリフェノールを含む飲み物の代表とも言える赤ワインの2.2倍、緑茶の3.3倍もあります!
ただし、オリーブの葉を食すには独特の苦みがあり、とても口にできる味ではありません!
そこで、従来ヨーロッパでは粉末にして摂取したり、近年はサプリの原料としてもよく使用されています。ただし、サプリになると、自然な食べ方とは少し違うので、栄養の吸収面やほかの作用から、自然の食品には敵わないと思います。
やはり、一番いいのは『天然のオリーブジュース』とも呼ばれる『オリーブオイル』をそのまま生で食すことですね!

オリーブに含まれるポリフェノールの種類で主なものは、オレウロペインと、ヒドロキシソールです。

オレウロペインは風邪予防や感染症予防、血圧やコレステロール値、血糖値の減少、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病のリスクを減らすのに効果的です。これこそまさに、今の世界に求められている効果ですね!!
また、オレウロペインにはコラーゲンの生成を補助してメラニンを抑制する働きもあるので、プルプルお肌を目指しつつ、しみ対策も可能です。
これは美容の強い味方ですね!

また、ヒドロキシソールの主な効果としては、抗ウイルス、抗炎症、解熱、利尿作用などがあります。(マラリアの治療薬(解熱剤)にも使用されていました。)
ポリフェノールは、ウイルスの生存に必要なアミノ酸を作る酵素を抑制して免疫システムを活性化させます。また、タンパク質分解酵素のプロテアーゼの合成を阻害することでウイルスの増殖を抑えることができるのです。
つまり、天然のポリフェノールを摂取するとウイルスに対して抵抗力が持てるということです。ポリフェノールの美容効果は有名ですが、抗菌、抗ウイルス作用があるとは、本当にありがたいです!
オリーブオイルに含まれるポリフェノールは「辛味成分」なので、ピリッと来るスパイシータイプほどその含有量は多いことになります。天然で良質のエクストラバージンオリーブオイルを口に含み、少し口を開けた状態でゆっくりと息を吸い込んでみると、舌先にピリリと刺激を感じることができます。これが、ポリフェノールの味です。
イタリア南部の州であるプーリア州の土着の品種、コラティーナ種は実に含まれるポリフェノールが豊富なことが知られている品種です。
最後に、当店の扱うプーリア州産のコラティーナ種のオリーブオイルを紹介します。ピリリとくる後味が非常に特徴的な素晴らしい有機オリーブで、2014年に国際権威のSOL有機部門で優勝しています。
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