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現代のテルマエ!?サウナの効果が生活を劇的に改善する理由【温活、整う効果】

今、日本では空前のサウナブームが起きていると言われています。
 芸能人やインフルエンサー、アスリートでも『サウナ好き』が増え、トップエリートと呼ばれる男女もこぞってサウナに通っています。それにしても何故、こんなにも彼らはサウナにハマるのでしょうか?
 振り返れば、古代ローマ時代にも、当時の『トップエリート』たちが集った温浴、サウナ施設のテルマエがありました。テルマエには浴室、サウナ、マッサージ、運動場や食堂施設などもあり、癒し、健康維持や交流の場として、毎日でも通う軍人、貴族、皇帝が居たそうです。そして現代の日本でも、サウナにハマる老若男女が増え続けています。
 そこで今回はトップエリートたちも古代から愛して止まない、サウナの健康効果として、今話題の『温活効果』と、『整う効果』の2つをを紹介します。

Thermae(テルマエ)とはラテン語で『温泉、共同浴場』​という意味なんだよ。

今でいうスーパー銭湯みたいだニャ。

ローマ時代から愛されるサウナの健康効果が、今、再注目されているんだよ。

温活効果

温活効果

温活とは、日々の食事や生活習慣を通して意識的に体を温め、平熱を上げる活動を指します。オススメの生活習慣の中でも、特にサウナは大変有効な手段です。現代人は運動不足やストレス、食生活の乱れやエアコンなどの原因で、平熱が低い方も珍しくありませんが、理想の平均体温は36.5~37℃と言われています。体温が常に温かい事で、新陳代謝が活性化され、心身が健康的に過ごせるといわれています。なお、サウナの室温は低温でも40〜60度あり、通常では70〜100度前後もあるため、中に入ると5〜10分で体温が1度程度上昇します。体温が1度上がれば代謝が12〜13%アップすると言われていますので、サウナは代謝を上げるのに最適だと言えます。



一方で、体が冷えていると、代謝が落ちて血液の循環が悪くなります。そして血液の循環が悪いと、様々な弊害があります。血液が栄養や酸素を全身の細胞に運ぶだけでなく老廃物の回収の働きもしているので、直接的に美容面や老化に関係しています。また血液の流れが悪くなると、免疫力の低下、がん細胞の活性化にも繋がります。そこで『温活』をライフスタイルに組み込むことは大変重要なのです。

『温活』の観点から、サウナによって得られる効果は、血流が良くなる事です。人体に張り巡らされた毛細血管が温められる事によって、栄養が届けられ、老廃物を回収します。このことで、滞っていた血液が流れ、凝り固まった体がほぐれていくのです。

このように血流が良くなれば、新陳代謝が良くなり、肌がきれいになり、浮腫みが取れ、疲労回復など、とても良い状態になります。

なお、温まることで中枢神経が刺激され、副交感神経が活性化し、全身の末梢動脈・静脈のパイプが太くなり、繰り返すことで、普段から血液が流れやすくなります。また、一酸化窒素を作り出すことで、血管そのものの機能が向上し、新たな血管を作る働きもあります。このように、滞っていた血流が全身をめぐることで、体の不調が改善されるのです。

整う効果

現在、注目されているサウナ効果のうち、『整う』というものがあります。このキッカケの一端を担った漫画で、“サウナ”に突然ハマッてしまった漫画家のタナカカツキさんの作品『サ道』が大変話題になり、その後ドラマ化したのも記憶に新しいです。『整う』とは、サウナに入ることで得られる、一種の恍惚感というか、トランス状態に入る現象で、サウナ、水風呂、休憩を繰り返すことにより、心身が統一された状態を言います。こんな状態に本当になるのかな?危険では?と思われる方も多いと思いますが、安全に、継続的に通うことで、確実に得られる最高の瞬間です。

『整う』ためのサウナの入り方と効果

「整う」感覚を体験し、マスターするためには、サウナ⇒水風呂⇒休憩の3つが『1セット』となります。サウナで極限まで温まり、その後一気に水風呂で冷却し、その後椅子(もしくはリクライニングチェア)で休むというセットが基本です。なお、『整う』感覚が降りて来るのは、休憩の最中です。極限まで温まり、その後急激に冷却され、その後にたどり着いた休憩の椅子の上で得られる最高の瞑想感覚です。水風呂で震える程に冷えた身体がじんわり温まっていき、脳内をぐるぐると恍惚感が埋め尽くしてくる感覚がいわゆる『整う』というもの。体調や熟練度により、3セット程度繰り返すのが良いと思います。

・オススメの入り方

1. まず、水分補給をする
2. サウナに入る前に、湯舟で体を温めておくと、発汗しやすい。
3. サウナの入屋時間は5分程度。慣れてきたら10分~15分程度。
4. 時間ではなく、心拍数が上がってきたら出るようにする。(心拍数を絶対的な目安に!)
5. サウナから出たら、冷たいシャワーで汗を流す。(マナーの為)
6. その後、水風呂に入る。(30秒~1分程度)
7. 時間ではなく、少し震えるくらいまで冷えてきたら出る。(できるだけ体を冷やすと、休憩時に『整う』状況になりやすい)
8. 椅子(リクライニングチェア)で休む。目を閉じて、全身の力を抜く。
9. ここまでを1セットとして、3セット程度繰り返す。

※途中水分補給を忘れずに
※外気浴がおすすめ
※無理は厳禁

・成長ホルモンを増やし、ミトコンドリアを活性化させる

古代ローマ人は『フリギダリウム(冷水浴室)』で、温まった体を冷やしました。また古代スカンジナビア人は凍った湖に穴を開けて冬に水泳をしたといいます。『寒冷療法』の歴史は古く、薬学でも寒冷刺激は血管運動神経を介して、局所の皮膚の血流増加を促すことが認められています。

なお、水風呂を出た後に、体がカーッと熱くなることは、ミトコンドリアの活性化によるものと言われています。ミトコンドリアは細胞全体の10~12%を占め、生きるための必要なエネルギーをつくる、いわば体のエンジンです。冷水に浸かって体温が下がると、体は生存のために熱を生じます。これは産熱(熱の発生)と呼ばれる作用で、脂肪を燃やし、タンパク質を放出させ、ミトコンドリアは自らを増やそうとします。これを繰り返すことで、ミトコンドリアが増え体内活性酸素が減り、元気で若々しいエネルギーを作り出すのです。

また、産熱により放出されたタンパク質は体内に蓄えられたグリコーゲンを燃やし、燃やし尽くすと体は成長ホルモンの生成を増加させます。この一連の好循環がインスリン感受性(インスリンの効果を発揮する能力)を高め、自食作用(オートファジー効果)を促し、古い細胞を食べ、新しい健康な細胞を迎え入れる準備をするのですこのような考え方は、欧米で広く受け入れられており、健康で、若々しく過ごすために、自分のライフスタイルに取り入れる人が増えています。冒頭で紹介した、トップエリートがサウナを愛用する理由は、ここにあるのです。

まとめ

サウナは心身をコンディショニングし、仕事のパフォーマンスを上げるのに最適な健康法だと思います。サウナは古今東西で愛されていて、古代ローマに始まり、韓国に行けばチムジルバンがあったり、北欧のフィンランド式サウナがあったりと、人類とともに歩んできた文化なのです。

サウナを楽しむには、タオル一枚あれば充分ですが、最近はサウナハットを被っている熟練者を良く見かけます。熱風は上に上がりますので、乾燥して高温のサウナでは、髪の毛が熱によって痛みやすいのです。また、頭や耳が暑くなるのを防ぎますし、のぼせ防止にもなります。素材は主に、ウールのフェルトで、殺菌効果もあるため、フィンランドでは昔から被られてます。

最後に、初心者の方は、くれぐれも無理は禁物です。
あくまで自分のペースで、気分が悪くなってから出るのではなく、心拍数が上がってきたなと思ったら、すぐに出るようにして、徐々に慣れていくことをオススメします。

慣れてくると、体調も非常に良く感じますし、気分も明るく過ごせると思います。腸活などの、他の良い習慣と一緒に、温活もライフスタイルの一つに取り入れてみることをオススメします!

サウナは体のメンテナンス習慣の一つなんだね!


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