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オススメ!『酢ダイエット』の健康効果【5選】

 近年、お酢には多くの健康効果があることが明らかになっていて、多くのメディアでも取り上げられていますが、実は歴史を振り返ってみても、古今東西でお酢は健康のために使用されてきた経緯があり、古くは古代ローマ時代以前から飲まれていた記録があります。そこで今回は、最新の研究&古くから健康効果で知られる『酢ダイエット』の効果【5選】をお届けします。

お酢がローマ時代から飲まれていたなんて意外ですね!

民間療法のように、長く伝えられてきた健康法なんだよ。

この記事では、以下のポイントを解説しています。

ポイント1 お酢が健康に良いとされる理由
ポイント2 健康効果効能5つ
ポイント3 オススメの飲み方と注意点
ポイント4 お酢の種類と摂り方

酢は世界最古の健康調味料?

 人間が作った調味料の中で、酢は最古のものであると言われているのを知っていましたか?その起源は、樽などに蓄えていた果物が自然にアルコール発酵し、そこに菌が働いて『酢』が誕生したと考えられています。 酢の起源は非常に古く、旧約聖書のもモーセ5書(紀元前13世紀頃)の中には既に、酢の記載が出てきます。また、古代ローマでは、酢を水で割った清涼飲料水「ポスカ」というものが飲まれていました。また、のちにギリシャで「西欧医学の父」と呼ばれた哲学者のヒポクラテスは、呼吸器の病、皮膚疾患の済癬(かいせん)、狂犬 のかみ傷の処置や回復期の患者に酢と卵を飲ませたという記録が残 っています。また、中国でも周の時代(紀元前1046~紀元前256年)には漢方薬として重宝されていました。 

 現在では、酢は酢酸を3~5%含むものと定義されており、発酵食品の仲間です。酢の主原料となるのは、米や麦などの穀物や、りんごやぶどうなどの果実が一般的では、これらの主原料をアルコール発酵させる工程と、酢酸発酵させる2つの工程から成り立っています。この発酵プロセスが、酢の健康効果に深く関係していると考えられるのです。

 余談ですが、ブドウが原料の『バルサミコ』は、 長い年月熟成するとで、非常に濃厚で芳醇な味わいの甘くて美味しい酢です。アルコール発酵させたのち、特別な製法で数ヶ月~100年程熟成させることで、独特の栄養を持たせます。年月を経て価値を上げていく過程が、まるでワインのようで、非常に貴重なお酢です。普段から健康のために、バルサミコを飲む人も多いので、以下の記事も参考にしてください。

酢の健康効果5つ

効果1.ダイエットをサポート

 ここからは、お酢の健康効果を紹介します。お酢は毎日継続的に摂ることで内臓脂肪の減少を助けるという効果が報告されており、同時に体重、BMI、腹囲を下げる作用があります。また、酢酸は脂肪の分解を促し、体に脂肪を貯めにくくする働きがあります。内臓脂肪が溜まると、体が大きくなるだけでなく、高血糖や高血圧などを引き起こすため、お酢はダイエットの強い味方なのです!

効果2.コレステロールを減らし、動脈硬化を予防する

 酢酸は体の中で脂肪が作られるときに働く酵素を邪魔をすることにより、コレステロールや中性脂肪の増加を予防します。つまり、健康上の理由からも、脂っこいものを食べた時に、酢をかけることは有効なのです。昔から、『お酢を食事にとりいれることで、高めの血圧を下げる効果がある』といわれてきましたが、近年では科学的にも証明されています。
 高血圧になる要因は、血液中のコレステロールが増えて血管壁内に蓄積し、血管の内腔が狭くなり、動脈硬化を引き起こし、血圧が高くなるためですが、お酢を取り入れることで、コレステロールを減らし、動脈硬化や高血圧を予防できるのです。例えばイタリアでも、肉料理にはバルサミコ酢をかけて食べたりしますが、これは単純に美味しいという事だけでなく、健康上でも有意義なのです!

効果3.胃の活動をサポート

 酢酸は胃や腸の働きを促し、消化液の分泌をスムーズにします。夏場など、食欲がないときに酢の物を食べたくなったりするのは、酢酸が消化をサポートするためです。日本では昔から、日本食に酢のものが付いたり、西洋では前菜のサラダのドレッシングにお酢をかけるのは、食事の際に眠っている胃の動きを目覚めさせる効果を狙ったものと考えられています。なお、すっぱいレモンや酢のものを想像するだけで、唾液が分泌されることは広く知られていますが、同時に消化液の分泌が活性化されると考えられています!

効果4.血糖値の上昇を緩やかにする

 飽食と生活の簡素化、便利な機械化に伴い、現代人は体を動かす機会が少なくなりましたが、これに伴い肥満糖尿病などの生活習慣病になる人が多くなりました。また、食後の急激な血糖値の上昇を緩和する食事法への関心が高まりました。
 血糖は生きるために大切なエネルギー源ですが、急激な血糖値上昇が繰り返されると、糖尿病につながる恐れがあります。この対策として、酢酸を摂ることで血糖値の血中インスリン分泌量が少なくなり、食後の血糖値上昇を緩やかにする効果があります。
 これは、酢酸が食べたものを胃の中に滞留する時間を長くするため、小腸での吸収速度が遅くなるからと考えられています。つまり、お酢は食前や間食としてとるのではなく、食事と一緒に摂ることがオススメです。

効果5.筋肉の疲労を和らげる

酢を運動後に飲むと、筋肉の疲れを和らげます。酢に含まれる酢酸が、筋肉を使ったことで生まれる乳酸の代謝を促すためです。昔から、長距離マラソンやラグビーなど過激な運動をする人たちが酢を飲んだり、酸っぱいレモンをかじったりするのは、疲労を取り除くためと言われていますが、負荷の高い運動を行なった後に酢入りのドリンクを飲むと、確かに効果を感じやすいです。

その他、原料によりオマケの効果も

例えばバルサミコの場合、原料は葡萄です。この場合、ぶどうに含まれるポリフェノールによる強い抗酸化作用で、細胞の老化抑制をサポートします。細胞の老化を防ぎ、お肌のシワやシミ・たるみなどの予防につながりやすいです。この効果は、オリーブの実やオリーブオイルでも良く知られていますので、参考までに記事を挿入しておきます。

注意点は?

 最近では、お酢を調味料として使用するだけではなく飲む方も増えました。お酢に果汁はちみつなどをブレンドして飲みやすくした『飲む酢ドリンク』関連の商品が販売されており、味もりんごや黒酢、ブルーベリーなどさまざまで、手軽にお酢を摂ることができます。
 なお、お酢を摂ること自体は身体に良いですし、大変オススメですが、市販の『お酢ドリンク』には多くの商品に糖質が添加されており、果汁果糖ぶどう糖液糖砂糖はちみつ等の甘味料が入っている物が多いです。これらの糖質は、血糖値を上昇させるため、糖尿病の方や血糖値が高めの方には特に注意が必要です。

オススメの飲み方(摂り方)は?
飲み方(摂り方)

お酢は酸性の液体であるため、原液をそのまま飲むと、胃(消化管)を痛めるおそれがあります。 そこで、お酢を飲み物として飲む場合は、水やお湯、ソーダ、牛乳等、他の飲み物で割って薄めてから飲む必要があります。 また、どうしても酸っぱくて飲めない場合は、はちみつなど、天然の甘味料を加えることをオススメします。なお、先述のように、お酢そのものに血糖価を減らすという報告がある一方で、お酢ドリンクには糖質が含まれる場合が多いため、血糖値を減らしたい場合は、『お酢ドリンク』を飲むよりも、普段から食事に調味料として取り入れることがオススメです。

1日の分量

1日あたり15ml(大さじ1杯)程度を継続して摂ると、最も効果的と言われています。

お酢の種類

健康や美容に役立つお酢ですが、さまざまな種類が存在します。 それぞれ栄養や味わいが異なるため、特徴を覚えておくことで、飲んだり料理に使う際、上手に取り入れることができます。

穀物酢
米や小麦など数種類の穀物から作られており、すっきりとした味わいが特徴です。煮浸しなどの加熱調理に使うことで、味がひきしまり、おいしくなると言われています。なお、穀物酢は、まろやかな酸味を持っているので、お寿司などに向いています。また、玄米から作られる『黒酢』は、特有のつんとした匂い少なく、とろっとしているので、お肉料理などによく合います。また、黒酢は健康にいいことで有名で、ドリンクにも良く用いられています。

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ワインビネガー、バルサミコ
ぶどうから作られるお酢で、イタリアやヨーロッパで広く用いられています。お肉や魚料理との相性が良く、古くから用いられてきました。また、白ブドウから作られる『ホワイトバルサミコ』は、野菜や白身魚との相性が抜群で、カルパッチョやサラダにふり掛けるのに最適です。甘みが強く、まろやかな酸味のため、ソーダなどと割って飲むのにも適しています。

フルーツ酢
フルーツのビネガードリンクは、一番良く見かける『飲むタイプのお酢』です。フルーティーな味わいなので、お水や炭酸水、ミルクなどで割っておいしく摂取することができます。お手軽に手に入る反面、人工甘味料添加物は注意すると良いでしょう。

まとめ

如何だったでしょうか?古今東西での経験値から『健康に良い』と考えられてきたお酢の魅力が伝わったことと思います!飲んでも良し、料理に取り入れても良し、ぜひどんどん使ってみることをオススメします!

最近は酢+納豆+オリーブオイルが話題ニャ。

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