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紅茶の抗菌作用と健康効果

この時期には嬉しい!!紅茶の『抗菌作用』と『健康効果』

昨今ウイルス対策に注目が集まるにつれ、紅茶のポリフェノールが非常に注目されており、メディアにも多く取り上げられています。そこで、今回は紅茶に含まれるポリフェノールとその効果についてご紹介します。

紅茶ポリフェノールについて

紅茶ポリフェノールについて


 以前の記事では、オリーブオイルに含まれるポリフェノールの抗菌作用と健康効果を紹介しましたが、ファイトケミカルの一つである、紅茶ポリフェノールも大変注目されています。紅茶のポリフェノールの種類にも複数ありますが、抗菌・抗ウイルス作用として特に注目されているのは“テアフラビン”です。

 テアフラビンは、実は紅茶の赤い色にも大変深い関係がある、特殊なポリフェノールです。通常の緑茶を作る場合は、新鮮な茶葉をすぐに加熱処理しますが、紅茶を作る場合には茶葉を新鮮な時に傷つけ細胞を破壊する事で、茶葉のポリフェノールが酵素によって酸化され、抗菌性の強い赤い色素が出来ます。これこそが、紅茶色素でもあるポリフェノールの『テアフラビン』です。ちなみに、テアフラビンは緑茶カテキンが2つ結合し生成されいるため、「スーパーカテキン」とも呼ばれ、カテキン以上の機能性があると言われています。

紅茶ポリフェノールの抗菌作用

 植物の中には、新鮮な時に傷つくと抗菌作用がある物質を出すものがあります。例えば ワサビはすりおろす事で辛くなりますし、ニンニクやタマネギも傷つけられると臭いや催涙成分がでます。これは、植物が自分を守るために持っている性質と考えられており、この時に生成される物質こそが『抗菌作用』が強い成分です。紅茶のポリフェノールもこれと同様の原理で、傷ついて細胞が破壊されたときに出る成分なのです。


注目の効果:
新型コロナウィルスを不活性化させる

2020年11月27日の読売新聞で紹介された内容ですが、奈良県立医科大学の研究チームの発表で、新型コロナウイルスを1分間紅茶に触れさせる事で、最大99%が不活性化し無害化することが判りました。実験は同大学の矢野寿一教授(微生物感染症学)の研究チームがペットボトル入りの緑茶や紅茶など約10商品を使用し、試験管内でウイルスとお茶を混ぜ、経過時間ごとの感染力を持ったウイルスの量を検査しました。その結果、最も効果が高かったのは『茶葉から淹れた紅茶』であるとの事です。

以前、紅茶がインフルエンザウイルスを99.9%を無害化させ、感染力を奪うという研究も発表されましたが、今回はコロナウイルスにも有効ということで、この時期には大変ありがたい効果です。

矢野教授によると、カテキンはインフルエンザウイルスなどの表面にある突起状のタンパク質に付着し、感染力をなくすことが確認されており、新型コロナでも同様の効果が推測されているという事です。特に「スーパーカテキン」であるテアフラビンの効果が最大ということで、ますます紅茶への期待が高まります。

なお、紅茶であっても、ミルクを加えた場合にはこの働きがなくなり、レモンを加えた場合、抗ウイルス活性が高まることが分かっていてます。

なお、レモンはクエン酸を多く含み、肝臓細胞の再生や分解を促進する働きがあり、体内から毒素を排出する作用もあるため肝機能を改善するとされているので、併せて取り入れるのは非常に意義があると思います。

効果を最大限にする紅茶の淹れ方

効果を最大限にする紅茶の淹れ方

コロナ対策に紅茶を最大限活用するには、良い茶葉を正しい方法で淹れる事が大切です。
水に関しては、ペットボトルよりも水道水の方が酸素含有量多いため、適しているとされています。
温度に関しては、紅茶は沸騰したての状態がベストです。あらかじめお湯で温めておいたポットに茶葉(一人分の目安がティースプーン1杯で2〜3g)をいれます。沸騰したお湯を勢いよく注いで(1杯当たり150〜160mlが目安)蓋をしてじっくり蒸らします。抽出時間は3分程度が目安です。時間がきたら、スプーンで軽くひと混ぜしてカップに注いでください。

イタリアの紅茶

紅茶と言えばイギリスが頭に浮かびますが、イタリアにも屈指の紅茶ブランドがあります。こだわり抜いた収穫と、イタリアならではのハイセンスな作りを愉しみながら、コロナ対策にお役立てください。

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