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フレーバーオリーブオイルとは?【使い方、作り方&レシピ5選】

 毎日の食卓に、オリーブオイルは欠かせない調味料のひとつです。炒めもの(フリット)にはもちろん、サラダにかけたり、パンにつけて食べるなど、今や日本の家庭でも、一家に1本はオリーブオイルを常備していると思います!
 多種多様なオリーブオイルのセレクションの中でも、今回はフレーバーオリーブオイルに注目して、使い方とレシピ、相性のいい料理を紹介します!

どうやって香りをつけるんですか?

本場イタリアのフレーバーオリーブオイルは、新鮮な果実をオリーブと一緒に絞っているよ。

フレーバーオリーブオイルとは?

この記事のポイント

✔フレーバーオリーブオイルって、どんなオイル?
✔どのようにして作られているの?
✔どんな種類があるの?
✔お家でも作れる方法は?
✔美味しい使い方とレシピ

本場イタリアでの作り方

本場イタリアでの作り方

 オリーブオイルに、ハーブや柑橘類、スパイスなどを漬け込んで、香りや風味をうつしたものを、『フレーバーオリーブオイル』と言います。香りや風味がオリーブオイルに移っているので、フレーバーオリーブオイルを使うだけで、最初からひと手間かけたような料理ができます。 香りや風味がアクセントとなり、味として感じる五味(しょっぱい、甘い、酸っぱい、苦い、うま味)以外にも満足感を加えてくれるため、 オリーブオイルの独特な香りが少し苦手、という方にもおススメです。
 身近な例で言うと、イタリアンレストランで、赤い唐辛子入りのオイルが出てくることがありますが、あれもフレーバーオイルの一つです。ちなみに、イタリアで農家が作る際には、オリーブと一緒に果実を絞って香りをつけるパターンと、オリーブオイルに果実を漬け込むパターンがあります。

1. アグロマット製法……オリーブ果実と、他の果実を一緒にペーストして混ぜ合わせ、オイルに香りを移し、その後2つの果実を同時に搾って作ります。

2 . 漬け込み製法…… オリーブオイルに果実をそのまま付け込んだり、時には食材を炊き合わせ、煮込む工程でオリーブオイルに香りを移して作ります。ニンニクなどのフレーバーオリーブオイルでは、炊き合わせる事が多いですが、火を通して煮詰めた段階で、オリーブオイルは劣化するため、他の製法に比べて品質は劣ります。

フレーバーオイルのバリエーション

人気のフレーバー

1.レモン、ベルガモットオイル
柑橘系の果実を使ったオイルの中でも、代表的なのがレモンオイルです!爽やかでフルーティな風味なので、グリルした肉や魚にピッタリです。
 
2.オレンジ、マンダリンオイル
オレンジ系のオイルも、レモン系に負けず劣らず人気があります。お味噌汁に入れたり、フルーツやクッキーにかけたりしても、とても美味しいです。また、ケーキを焼く際にバターの代わりに油として使用すると、芳醇な香りが生地に移り、グッと美味しく仕上がります。

3.トリュフオイル
トリュフはフォアグラやキャビアとともに、世界三大珍味といわれる高級食材で、世界で180種類以上あるとされています。大きく分けると、黒トリュフと白トリュフに分けることができますが、イタリアでは主に白トリュフが採れるため、白トリュフを使用したオリーブオイルが主流です。特にアルバという町がトリュフの産地として有名で、最高級のトリュフを使ったオイルが手に入ります。白トリュフは人工栽培ができないため、黒トリュフより希少性が高く、価格も数倍します。ニンニクガスのような香りがするといわれて、料理のアクセントとして最高の味わいを演出します。特に、キノコを使ったパスタや炒め物、サラダなどに併せて使うと、まるでトリュフを食べているようで、料理が格段に美味しくなります。

4.ピカンテオイル(唐辛子オイル
ピカンテオイルは、別名チリオイルとも呼ばれ、唐辛子を漬け込んだオリーブオイルです。前述のとおり、漬け込み製法で作られることが多いですが、その工程で火を通して煮込むパターンもあります。もし、イタリア産のピカンテオイルを買うならば、グロマット法(オリーブと一緒に絞る方法)で作られたオイルを選ぶと、唐辛子の新鮮で鮮明な味が楽しめます。家庭での美味しい作り方は、こちらの記事でも紹介しているので、参考にしてみてください。

5.ローズマリーオイル
ローズマリーは主にヨーロッパで好まれているハーブのひとつですが、香りが良く、甘い香りとほろ苦い味を活かし、生葉または乾燥葉をオリーブオイルに漬けて使用されています。とくに肉や魚料理の下処理時や、加熱時に加えると風味が整うほか、料理を長持ちさせてくれます。

6. ニンニクオイル
アヒージョなどの、ニンニクを効かせたい料理には、最適なフレーバーオリーブオイルです。ニンニク+オリーブオイルの組み合わせは、2019年2月4日に『名医のTHE太鼓判』(TBS)で取り上げられ、血圧降下の作用で、とても話題になりました。 

7.バジルオイル
トマトやチーズとの相性ばっちりで、そのまま料理に使うだけで、バジル風味の料理ができます。爽やかな香りが特徴のバジルは、トマトなどの生野菜やチーズはもちろん、お料理に使っても美味しいです。

8.オレガノオイル  
オレガノはイタリア料理にかかせないハーブでオリーブオイルとの相性は抜群です。ややほろ苦さを感じるスッキリさわやかな香りが特徴で、トマトと相性がよく、トマトソースやパスタにハーブとして用いられます。オレガノオイルも同様に、料理の上から振りかけるのがオススメです。また、チーズとの相性も良いため、ピザをはじめとしたイタリア料理や地中海料理にもよく合います。

お家での簡単な作り方

お家での簡単な作り方

 自宅でのフレーバーオイルはシンプルに作るのがオススメで、煮沸消毒して乾かした瓶に、ハーブや柑橘の皮・ニンニクや唐辛子などを入れて、オイルを注いで置いておくだけです。以下、参考までに唐辛子オイルの作り方を記載します。

方法:
①乾燥した唐辛子を使用します。水洗いは不要ですので、表面の埃などは落とし、軽く砕きます。(赤唐辛子の中の種を取り除くと、辛さが和らぎます。砕かないで、そのまま使用する場合は、串や針で数か所穴を開けます。唐辛子を触ると、手が辛くなるため、手袋をすると良いでしょう。また、水にぬらしてしまうとカビが発生しやすくなるため、唐辛子は水に濡らさないようにしましょう。)
②熱湯消毒した瓶に移し、エキストラバージンオリーブオイルを注ぎます。
③冷蔵庫に入れずに、冷暗所で保存します。仕込んで2週間~1ヵ月程度で完成です。
POINT 香り付けでローズマリーにんにくを入れることもオススメです。お好みにより、ぜひ試してみてください。

(唐辛子オイルの作り方の詳細記は、以下を参考にしてみてください。)

美味しい食べ方とレシピ

美味しい食べ方とレシピ

イタリアやスペイン料理にはもちろんのこと、アイディア次第で様々なお料理に活用することができます。

1 カルパッチョ、グリルした肉や魚、料理の仕上げに
 ステーキの付け合わせにレモンが付いている事がありますが、同様にレモンオリーブオイルをかけても、大変美味しいです。また、魚のグリル、カルパッチョなどに柑橘系のフレーバーオイルをかけると、素材の良いところを引き立てるので、大変オススメです。

2 サラダに
 フレーバーオイルは、サラダのドレッシングの代わりに使用することもできます。レモン、オレンジ、マンダリン、ベルガモットなどのオイルを使用すれば、野菜にフルーティな香りが移り、とても新鮮です!

3 スープに 
 スープの仕上げに、さっとひと回し入れてください。トリュフオイルや果実系のオイルを、豆やカボチャのスープに入れると、香りが格別によくなり、料理が一気に美味しくなります。

4 豆腐、納豆、豆料理に
 オリーブオイルは豆との相性が抜群です。もちろん、フレーバーオイルも例外ではありません。オレンジオイルなどを冷ややっこにかけたり、みそ汁に入れたりすると、素晴らしい香りがフワッとして、病みつきになるほど美味しいです。

5 スイーツに
 柑橘系のオイルをクッキー、焼き芋フルーツにかけると、素材の味がグッと美味しくなり、満足感が大変高くなります。また、焼き菓子を作る際、バターのの代用品として使用するのもオススメです。

オススメのフレーバーオイル


まとめ

まとめ

手元に置いておくだけで、食卓がちょっぴりお洒落になるフレーバーオイル。いくつかのバリエーションがあると、いつもと一味違う味をお料理に試したくなります。ぜひ色々な食べ方にチャレンジして、お気に入りの組み合わせを見つけてください!

レモンとオリーブオイルは、健康効果も絶大にゃ。

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