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【大人でも成長ホルモンを分泌させるべき】理由5つ

人間の体には100種類以上のホルモンがあり、それぞれが与えられた役割を果たすことで、体は正常に保たれています。今回は、特に成長ホルモンに着目して、大人でも成長ホルモンをジャンジャン分泌させるべき理由その効果5つ紹介します。

成長ホルモンは『身長を伸ばす』以外にも重要な働きをするんだニャー。

大人になってからでも、健康的に生活する上で欠かせない存在なんだよ。

生活習慣によっても分泌量は変化するから、美容やダイエットに活用するためには、ちょっとした知識が必要だよ。

代謝を正常に保つ効果

代謝を正常に保つ効果

成長ホルモンは『ホルモンの司令塔』と呼ばれる脳下垂体から分泌されます。
脳下垂体とは、直径1センチ程度の器官で、脳の真ん中あたりにぶら下がっています。この小さな器官から、生命の維持や種族保存に必要な沢山のホルモンが分泌されていているのです。成長ホルモンはその名前からも、『身長を伸ばすホルモン』としてよく知られてきましたが、他にも重要な役割が多くあります。その中でも、健康維持に欠かせない役割が『代謝』です。私たちが生きていくためには、体内でエネルギーをつくることが欠かせませんが、成長ホルモンはその過程で、たんぱく質、糖、脂質を代謝することでエネルギー源に変える働きをします。このような代謝をコントロールする役割は、健康維持に加え、ダイエットや体型作り、美容面にまで関わってくるため、成長ホルモンは、子どもから大人まで、あらゆる年齢に必要なホルモンと言えるのです。

脂肪燃焼効果

脂肪燃焼効果

成長ホルモンの代表的な働きの一つに、脂肪燃焼促進作用があります。人体には、消費し切れなかったエネルギーを、脂肪細胞に中性脂肪として蓄えておく機能があり、成長ホルモンには、その中性脂肪を『遊離脂肪酸』へと分解する働きがあります。遊離脂肪酸は20分程度の運動で脂肪細胞から排出され、全身の筋肉で分解されて、エネルギーとして利用されます。また、成長ホルモンは、肝臓で作られたコレステロールの取り込みを促したりすることにより、最終的には血中のコレステロールを低下させる働きがあります。逆に成長ホルモンが出なくなると、LDLコレステロールや中性脂肪が増加し、そのまま放置していると動脈硬化が進む原因にもなりえます。つまり、成長ホルモンが足りないと『メタボ』に
なってしまいます
。逆にメタボの人は成長ホルモンが出にくくなっています。なお、成長ホルモンは、運動した後に良く分泌されることで知られており、その分泌量は運動の前後で比べて男性では2000%、女性では1500%もの違いがあります。この成長ホルモンは、運動後の1時間半ほどで分泌されると言われており、体内に蓄えられた脂肪を燃やしてくれます。なお、運動の2時間後くらいに良質な油を摂ると、その油がエネルギーに代わるため、オリーブオイルなどの良質な油を摂取すると効果的です。なお、少し心拍数が上がるくらいの運動は心拍数を増やし、免疫細胞が活性化する為、感染対策にも一役買うのでオススメです。

脳を活性化する効果

脳を活性化する効果

体の各組織のうち、生命を維持する上で、より重要な役割を担っているのは、脳や内臓組織です。そのため、脳などの重要な組織ほど、優先的に成長ホルモンによって修復、再生されます。また成長ホルモンは脳の発達や記憶の定着などにも深い関わりがあります、逆に脳下垂体の機能が低下すると、集中力が低下したり、やる気が出なかったりする症状が現れることがあります。これは、成人成長ホルモン(GH)分泌不全症の代表的な症状の一つです。成長ホルモンをしっかり分泌して、脳を活性化させておくためには、とくに睡眠をしっかりとり、成長ホルモンを分泌させることが大切です。

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免疫を強化する効果

免疫を強化する効果

成長ホルモンは、細胞を修復したり疲労を回復させることで体を正常に保つ働きがあります。またこのことによって、菌やウイルス、病気への抵抗力を高める働きがあります。
また、成長ホルモンの分泌が盛んな睡眠中は、同時に睡眠ホルモンのメラトニンが分泌される時間でもあり、メラトニンの抗酸化作用とNK細胞の活性化などとの相乗効果となり、免疫力の強化と生活習慣病の予防にも繋がります。

なお、免疫機能を担う免疫細胞には、免疫記憶というシステムが備わっており、1度感染したウイルスや細菌などの病原体の情報を細胞が記憶します。これは、同じ病原体に再度感染した際にも発症しにくくなったり、前回の感染よりも病原体を素早くを撃退したりする仕組みです。免疫記憶で活躍するのは主にT細胞という免疫細胞で、T細胞が1度侵入した病原体を認識し、排除することで再度の侵入を防いでいます睡眠を十分に取ると、T細胞の記憶の持続期間が長くなると言われています。そのため、成長ホルモンを分泌させ、同時に免疫を高めるためには、良質な睡眠が欠かせません

筋肉を維持、増強する効果

筋肉を維持、増強する効果

成長ホルモンの働きには疲労や怪我からの回復や、筋肉を修復をする作用があり、トレーニングをすることでも分泌が増えます。成長ホルモンは、破損した体組織を再生し、筋トレ後や肉体疲労、怪我を負った場合でも、細胞や体組織に働いて、その部分を回復させるのです。また、運動や筋力トレーニングをした後に、筋肉が修復されて大きくなるのもこうした成長ホルモンと大きな関係があります。なお従来から、成長ホルモンは筋肥大に欠かせないことは知られてきましたが、最近の研究では、成長ホルモンが直接筋肉を肥大させるのではなく、成長ホルモンの刺激によって肝臓から分泌されるインスリン様成長因子(IGF-1)と呼ばれるホルモンによって筋肉は肥大することが判っています

生殖機能を正常に保つ

生殖機能を正常に保つ

成長ホルモンは肝臓内でのIGF-1(インスリン様成長因子)の生成を促すことで,生殖内分泌機能を正常に保つ働きをします。これにより、卵巣、精巣および生殖器官を刺激し精子と卵子、性ホルモンの生成を促進し、性ステロイド合成,卵子や精子の形成,性腺分化に関与します。このことで、女性は女性らしく、男性は男性らしい体格や生殖能力を保ちます。

美肌効果

美肌効果

成長ホルモンには、体の様々な組織の修復・再生をする働きがありますが、肌にも大きな影響を及ぼします。成長ホルモンは、肌の新陳代謝を活発化させ、血行を良くする上、肌の老廃物を取り除いたりしてくれます。肌が正常にターンオーバーするためにも、シミやシワを防止するためにも、成長ホルモンの分泌は必要不可欠です。また、成長ホルモンが分泌されないと、肌が乾燥し、薄くなることで、シワ・たるみなど肌の老化を招きます。これは、成長ホルモンが皮膚の汗腺まで十分に行きわたらないと、発汗量が減少して潤いが失われてしまうことに原因があります。なお、肌や髪の毛、爪などの修復は、生命維持の優先順位が低いため、脳や内臓に比べて修復が後回しになりやすい部位です。つまり、成長ホルモンの分泌が不足するにつれ、真っ先に目に見えた影響を受ける部位とも言えるのです。肌質の低下や抜け毛などが起こる背景には、男性ホルモンや栄養不足、遺伝的要因など色々な理由がありますが、成長ホルモン不足も原因の一つです。

アンチエイジング効果

アンチエイジング効果

女性にとっても男性にとっても、美しさを維持するためには非常に重要な要素となるのが、成長ホルモンです。いつまでも若くい続けるためには、成長ホルモンの継続的な分泌がカギとなります。老化に関係する因子はたくさんあるといわれていますが、その代表として挙げられるのが、成長ホルモン(HGH)老化防止ホルモン(DHEA)、そして活性酸素です。
前述のように、成長ホルモンは脳下垂体から分泌され、老化して傷ついた細胞を修復・再生する働きがあります。なお、加齢などによって成長ホルモンが減少すると、疲労からの回復が遅くなったり、筋肉量や骨量の低下、肌の衰えなどが生じます。また、老化防止ホルモン(DHEA)が減少すると、さまざまな新陳代謝に影響がでて、免疫力の低下や血管の老化、細胞の酸化促進、インスリンの働きの悪化などを招く原因になります。ここで、成長ホルモン(HGH)老化防止ホルモン(DHEA)のどちらのホルモンも一般的に加齢に伴い減少していきますので、アンチエイジングにはこれらのホルモンのコントロールが不可欠だと言えます。
なお、老化に対するもう一つ大きな要因である活性酸素に対抗する一つの手立てとしては、抗酸化作用の多い食品を摂ることもオススメです。以前の記事でも紹介した、ポリフェノールが多いオリーブオイル等を参考にしてみてください。

年を重ねると減少する成長ホルモン

年を重ねると減少する成長ホルモン

前述のように、年を重ねると、成長ホルモンの分泌量はどんどん減少します。残念ながらその分泌量は加齢と共に低下していきます。成長ホルモンは、30歳前後から低下し始め、その後の10年で13%程度も減少し、50代で半減、60歳には全盛期の3割以下まで減少する といわれています。
成長ホルモンの分泌量が減ると、肌のハリや髪のつやの減少など、目に見える形で『老化』につながっていきます。また、代謝が低下して様々な症状が現れます。肥満、生活習慣病、動脈硬化、骨粗しょう症などの病気を引き起こしたり、筋力が減って疲れやすくなったりするほか、肌が乾燥してシワが増える原因になることもあります。そこで、若さを維持するためには、この成長ホルモンのコントロールが重要です。健康で、若々しさを保つためには、このホルモンの低下を防ぎ、むしろ分泌を促すようなライフスタイルを送ることが大切になります。

まとめ

骨を強くする効果

如何だったでしょうか?
成長ホルモンは、生きるうえで必要な基礎代謝を支えるホルモンで、健康的な身体づくり、免疫力強化だけでなく美肌、アンチエイジングなどの女性に嬉しい効果も期待できます。分泌量は老化とともに減少するとは言えど、成長ホルモンが分泌されやすい生活習慣やライフスタイルを送ることで、対抗することは可能ですし、この習慣を身に着けることで、今まで以上の生活のパフォーマンスを発揮することもできるのです。成長ホルモンを効率よく分泌させるためには、適切な睡眠、食事、適度な運動と休息などのバランスを意識した生活を心がけて、身体の内側から加齢に抵抗していくことが大切です。成長ホルモンを知り、上手に付き合っていくことをオススメします!

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