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オリーブオイルの健康効果 5選

オリーブオイルは、その名の通りオリーブの『実』から採った油分を精製した調味油です。つまり、オリーブオイルは他の多くの植物油のように『種』から採るのではなく、オリーブの『果実』から採れる油です。その理由から、オリーブオイルはほかの脂とは違い、イタリアではオリーブのジュースと呼ばれる程です!
風味が豊かで、素材の味を引き出す効果が高く、調理に欠かせないオリーブオイルですが、私たちの体にもさまざまな健康効果をもたらしてくれるのです!今回はオリーブオイルの効果を5つご紹介します!

オリーブオイルは他の油よりも健康的だと言われますよね。

歴史的にも長らく伝えられてきている健康効果だけど、最近の研究でも新しい効果が分かってきたるんだよ!

オリーブオイルの効果

POINT
 他の油と違って、オリーブオイルは『実から絞ったジュース
 美容健康・食後の眠気防止に至るまで、様々な嬉しい効果
 オリーブオイルは毎日の食事に取り入れることで効果を実感

オリーブオイルが健康に良い理由

ほかの油と違ってオリーブオイルだけが健康にいい理由


他の油との違い

本物のエクストラバージンオリーブオイルはオリーブの果実そのものを搾った後に、油分を分離させただけの果汁で、 いわばオリーブのフレッシュジュースです。つまり、普段私たちが連想するギトギト『油』の概念とは全然違います。
普段スーパーやコンビニで目にするごま油や菜種油、綿実油やピーナッツオイルなど、多くのオイルは植物の種から搾油(シードオイル)されていますし、溶剤をつかって油を抽出する『サラダ油』もあります。その点、エクストラバージンオリーブオイルはオリーブの搾り汁なので、その安全性も一目瞭然なのです。


偽物のオリーブオイルには注意

注意しておきたいのが、日本では偽物のエクストラバージンオイルがたくさん出回っています。90%が偽物という説もあります。その理由は、日本にはエクストラバージンオリーブオイルに対する明確な基準がないからです。現状、農林水産省で定められている基準は、食用のオリーブ油であるかどうかを見極める程度にすぎません!
本物のエキストラバージンオリーブオイルは、オリーブの果実を絞り、ろ過したもの。それ以外には、手が加えられていない状態を指します。国際基準で酸度0.8%以下という規定があります。偽物の場合、他のオイルや化学物質を添加して酸度0.8%以下になるよう加工されているものや、不純物が多く含まれてるものがあります。
また、普通のオリーブオイルにエキストラバージンオリーブオイルをブレンドしたものを、ピュアオリーブオイルと呼んでいます。加熱調理向きのオイルですが、エキストラバージンオリーブオイルとは全く品質が違うタイプのオイルです。

それぞれのオイルの特徴は、こちらの記事を参考にしてください! ↓

健康効果5つ

健康効果3つまとめました

1. 抗酸化・抗菌・抗ウイルス効果

オリーブオイルは、赤ワインやお茶などでも評判の抗酸化成分である『ポリフェノール』を多分に含みます。ポリフェノールはファイトケミカルの一つとして、非常に注目されており、抗酸化作用だけでなく、皮膚を柔軟にしてシワを予防する効果や、保湿成分による美肌効果がありますが、それだけではなくストレスで増える活性酸素による老化防止効果や、コラーゲンの生成を補助してメラニンを抑制する効果もあります。


また、特長的なポリフェノールとして、オレウロペインヒドロキシソールという成分には、抗菌抗ウィルス作用があることが分かっており、近年のウイルス対策にも注目されています。またこれはオリーブの実に限った事では無く、オリーブの葉にも非常に多くのオレウロペインが含まれているため、『オリーブリーフ』と呼ばれる葉の部分の栄養を濃縮したサプリも流行っているほどです。現在のよう、感染症対策が重要視される社会では、とても有益な成分ですので、積極的に摂取するのが良いです。

なおオリーブは世界に1,000種以上あるとも言われており、油の含有量は品種や収穫時期によって異なります。成熟前の青い実だとオイルの含有量が少ないですが、ポリフェノールが豊富です
成熟が進むと色が青から紫、黒と変化し、色が濃くなるにしたがって、油分の含有量は増えていきますが、酸度が高くなりポリフェノールも少なくなります。また、オリーブオイルの含有量は実の重量 (約1~15g) に対して、約9%から多くても約15%と言われていますので、早摘みで酸度の低いエクストラバージンオリーブオイルほど希少かつ貴重であると言えます。
毎年、11頃に初物のオリーブが収穫されますが、その年最初の収穫されたオリーブから搾油したオイルを『ノヴェッロ(ノべッロ)』と呼びます。これらのノヴェッロ・オリーブオイルは、大変ポリフェノールが豊富で、かつノンフィルター(もしくは軽くフィルター)で作られるため、オリーブの実の『オリ』が沈殿物として見られ、非常に味わい深いのです。ワインで言うところのボジョレーヌーヴォーのように重要視されており、毎年これを楽しみにする『ノヴェッロ愛好家』も多数存在するほどです!

2. 便秘解消・腸内環境改善代謝活発化

オリーブオイルに含まれているオレイン酸などの一価不飽和脂肪酸には、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促進させる効果があるため、便秘を解消する効果もあります。また、オレイン酸は胃や小腸で吸収されにくいため、大腸まで届き、潤滑油となって排便をスムーズにします。また、オレイン酸には胃酸の分泌を促進する働きがあり、胃もたれを防ぐ効果もあります。
なお、オリーブオイルにふくまれる脂肪酸のうち、約70~80%がオレイン酸で、このオレイン酸は体の代謝を活発にして脂肪細胞の増加を抑制する働きもあります。これにより、オリーブオイルには脂肪の燃焼を促す効果があると言えます。
なお、ごま油や菜種油、綿実油やピーナッツオイルなども一価不飽和脂肪酸を含んでいますが、オリーブオイルはとりわけ一価不飽和脂肪酸の含有量が高く、その他の健康面から見ても、エクストラバージンオリーブオイルに軍配が上がると思います。

3. 動脈硬化や心筋梗塞の予防・改善

不飽和脂肪酸には、悪玉コレステロールを減らす作用があるのですが、一般的に酸化しやすいという欠点があります。しかしオレイン酸は不飽和脂肪酸の一種でありながらも安定した脂肪酸のため、酸化しにくい油といわれています。またオレイン酸は善玉コレステロールは減少させないままで、悪玉コレステロールだけ減らす働きがあるため、動脈硬化にともなう心筋梗塞・脳梗塞・高血圧など、生活習慣病の予防に役立つといわれています。また、太りにくい体作り、血行促進と、むくみ予防や老廃物のデトックス効果もあるといわれています。

4 . 血糖値の急激な上昇を抑える効果

 血糖値の上昇度合いを表す値としてGI値(グルセミック指数)が代表的ですが、炭水化物を単体で摂るよりも、オリーブオイルと一緒に食べることで、GI値の急上昇(血糖値スパイク)を抑制できることが判っています。この理由は、オリーブオイルには摂取した食べ物の胃排出時間を遅らせる効果があるため、食後に糖の吸収がゆるやかになるため、高血糖が防げるのです。
 血糖値スパイクとは食事をした後に血糖値が急激に上昇した後に急降下する現象ことです。この急降下により、私たちは眠気だるさを感じてしまうのです。 
 なお、通常の場合は食後に血糖値が上昇すると、膵臓からインスリンが分泌されるため血糖値が正常に保たれますが、インスリンは脂肪細胞に中性脂肪を溜め込む働きもあるため、食後高血糖により過剰なインスリンが分泌されると肥満の原因になります。また この急上昇と急降下をくり返すことで膵臓の機能が低下すると、糖尿病に移行してしまうことがあります。この症状は一般的な健康診断では見逃されやすく、放置すると糖尿病になりやすくなるため、隠れ糖尿病予備軍とも呼ばれます。
 それだけでなく、急激な血糖値の上昇・下降は活性酸素を発生させ、血管内皮細胞を傷つけ血管を老化させ、動脈硬化を招きます。また血管の老化は全身の病気だけでなく、シミ、シワ、白髪など見た目の老化にもつながります。また食後高血糖は、脳卒中心筋梗塞のリスクを高めるという研究結果もあります。

5. 美肌、若返り効果

オリーブオイルには美肌効果のあるビタミンEが多分に含まれています。
健康な人の皮膚の細胞膜にはビタミンEが多分に含まれますが、細胞膜は酸化されることで、老化が進みます。しかし、ビタミンEが細胞膜に十分にあると、抗酸化作用のちからで、細胞の老化を防ぐことができます。ビタミンEが、「若返りのビタミン」と呼ばれるのは、この為です。さらに、さらにオリーブオイルに含まれるビタミンEは、体にとって特に有効に働くと言われている、α-トコフェロールが大部分を占めていますので、効果は絶大です。
なお、細胞膜の修復に使われたビタミンEは、ビタミンCを接種することで再活性化されます。また、オリーブオイルとレモンを一緒に摂ることで、肝機能が改善する報告もあるため、オリーブオイルと一緒にレモンを一緒に食べることをオススメします。

毎日取り入れたい健康的な油

最近の研究結果


ギリシャやイタリアに代表される、オリーブオイルを日常的に毎日の食事で使う地中海沿岸では、人々の平均寿命が長いことから『地中海式食事法』が注目されています。その歴史は古く、オリーブオイルは神話や聖書の中に何度も登場し、現在も宗教的に重要なアイテムとして扱われています。宗教学的にも民俗学的にも神聖なものとして重要視されてきたオリーブオイルは、中東やヨーロッパを中心として民間療法にも使用されてきた歴史さえあります。
昔から日本でも、風邪喉が痛いときには「ネギを首に巻く」などと言われてきましたが、地中海地域では「オリーブオイルを飲む」というほどです。オリーブは、紀元前6000年以上も昔から栽培が始まり、食用に美容にと人々の生活の中で根付いてきた長い歴史や逸話のある油で、研究対象として長く関心が持たれている食材です。
近年では更に研究が進み、新しい発見も続々とされています。例えば最近の発表では、オリーブオイルの成分であるオレオカンタールは癌やアルツハイマーの予防に効果があるだけでなく、風邪薬などに配合されている抗炎症薬の成分イブプロフェンと似た作用があることも判りましたが、まだまだ隠された効果があると思いますので、今後の研究結果も期待大です!

知れば知るほど、奥が深いオイルだニャ!

まとめ

このように、オリーブオイルには、オレイン酸やリノール酸といった健康効果の高い脂肪酸が多く含まれているだけでなく、悪玉コレステロールを減少させることで動脈硬化生活習慣病の予防に繋がったり、便秘の改善、筋肉にも良いビタミンも豊富という優れものです。そこでまずは、安全で質のよいエキストラバージンオリーブオイルを日々の食生活に取り入れ、生で少量だけでも使ってみることをおススメします。特に品質を考えると、オリーブオイルは、酸度0.3%以下のものがベストです。日本のスーパーではなかなか手に入りにくいものですが、確かな品質のものを選び、毎日の食事に少量でも生でそのまま使うようにすると、健康効果を実感できますので、ぜひ試してみてください!

上質のオリーブオイルは、非加熱で使用するのがオススメです!

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