【2024年最新】オリーブオイルに含まれるポリフェノールの効果

オリーブオイルの健康効果は世界中で研究が進んでおり、主成分である一価不飽和脂肪酸のオレイン酸が大変注目される中、オリーブオイルに多く含まれるのポリフェノールの効能にも注目が集まっています。そこで今回は、オリーブオイルに含まれるポリフェノールの効果をピックアップします！

毎年研究が進む、話題のポリフェノール効果ですね！

特に昨今の感染症対策では抗菌・抗炎症作用に注目が集まったよ。

目次（クリックするとジャンプします）

ポリフェノールの効果
ポリフェノールとは
オリーブオイルのポリフェノールの種類と効果
まとめ

ポリフェノールの効果

POINT
✔　美容効果
✔　抗酸化作用
✔　抗炎症作用

ポリフェノールとは

　ポリフェノールは、植物が光合成するときにできる物質で、動物には存在しない、植物だけが持つ辛味、苦み、渋み、色素の成分のことです。花の色があれほど鮮やかで美しいのも、ポリフェノールの作用です。ポリフェノールには、化学構造の違いによってさまざまな種類があり、有名な『カテキン』や『イソフラボン』、『アントシアニン』などもその一種です。ポリフェノールは赤ワインや、チョコレートなどにも多く含まれることでも知られていますが、自然界には8000種類以上存在すると言われていて、それぞれ発揮する効果が異なるのが特徴的です。
　なお、意外と知られていないのですが、オリーブの葉のポリフェノール含有量は、ポリフェノールを含む飲み物の代表とも言える赤ワインの2.2倍、緑茶の3.3倍もあります！オリーブの葉は、欧州圏では古来から薬として使用されてきた歴史があり、今から8000年以上も昔から、人々の生活に役立てられてきましたと言われています。粉末にして摂取したり、近年はサプリの原料としてもよく使用されています。
　このように重宝されるポリフェノールですが、体内では蓄積されず、3時間から4時間ほどしか効果が持続しないので、ポリフェノールは継続的に食べる必要があります。そのため、毎日の食習慣にオリーブオイルを上手に取り入れた地中海式食事法はまさに健康維持に理想的なんです

オリーブオイルのポリフェノールの種類と効果

上記のように、何千種類もあるポリフェノールですが、オリーブオイルが持つ代表的なポリフェノールはオレウロペイン、ヒドロキシチロソールとオレオカンタールです。ここからは、オリーブオイルに含まれるこれらのポリフェノールが、具体的にどのような効果があるのかを紹介していきます！

美白・美肌効果

オリーブオイルのポリフェノールは化粧品や、洗顔料にも美白・美肌成分として使われています。ヒドロキシチロソールはシミやくすみを取る効果がある上に、ハリを生み出すコラーゲンの生成を促進する働きもあるので、美白と美肌両方の効果が期待できます。

動脈硬化予防

ポリフェノールは抗酸化力が大変高く、コレステロールが体内で酸化することを防ぐことで、動脈硬化を予防する研究結果が報告されています。また、血圧の急上昇を抑えることで血糖値の減少、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病のリスクを減ら効果があることが判っています。

肝機能を高める効果

オリーブに含まれるポリフェノールは、肝機能を高める効果があることが判っています。また、オリーブオイルをレモンと一緒に摂ることで、その効果に相乗効果があります。

関節痛の予防や改善の効果

ポリフェノールは抗炎症作用がたいへん強く、関節の炎症を予防することで関節通を改善する効果がある事が判っています。

風邪・抗ウイルス・感染症予防

オリーブオイルのポリフェノールには、風邪や感染症を防ぐ作用、抗炎症、解熱作用が認められています。特にヒドロキシソールはマラリアの治療薬(解熱剤)にも使用されていました。近年では、オリーブオイルでうがいをすることが口臭、歯周病、そして感染症の予防になることで、大変注目を浴びています。