シリーズ農園レポ【サンミケーレ アトッリ】
トスカーナの有機農園
~100%オーガニックにこだわるトスカーナの有機農園~
San Michele a Torriは、トスカーナ州フローレンスの南西に位置する小さな村の名前で、サンミケーレ アトッリの農園は1992年にVal di Pesaの丘に作られました。
Florenceから僅か15km近郊でありながら、昔懐かしい土地柄を思い起こさせる田園風景が広がる土地で、更に少し中に入ると、静かな街並みが訪れる人々の心を癒してくれます。そんな喧騒からも離れた静かな土地にこの農園があります。
この場所は食べ物の宝庫でもあり、また歴史深い街で、その昔幾つもの城が点在していた由緒ある土地です。19世紀には、街の物流の生産の重要な役割を担っておりましたが、度重なる戦争に因ってその大部分は壊されてしまい、今ではその城跡しかなく、幾たびもの修復工事により、街も少しずつ再建へと向いました。その中に遭っても、その食文化は、代々受け継がれる家庭の味と、その食材の多さも相まって伝統的な味が守られております。
この農場は、1992年に有機農業を始めました。古代からの伝統的な農法にこだわり、近代的な機材を用いながらも、肥料や除虫のプロセスが100%オーガニックであることや、なるべく自然の摂理に手を加えない事でエコロジカルな農園の信念を持っています。
370haの広い土地に55haものサンジョベーゼ種の樹々が育てられており、キャンティワインが作られています。また40haの敷地には、10,000本ものオリーブの樹々が植わっており、ラウデミオに代表される素晴らしいオリーブオイルを生産しています。
ここで食すワインに自家製チーズ、サラミ、採れたての野菜、パスタ等、、、考えただけでも、昨日までの忙しい時間を忘れさせてくださいます!
度重ねる紛争にも負けず、今尚、その味と質は受け継がれており、街全体が訪れる人達を温かくもてなしてくれているようです。
懐古と明日への活力を与えてくれる場所と味、人の温かさ。
その歴史と土地に想いを馳せて見るのも、楽しみの一つではないでしょうか?
そこには、行かずして得られる新しい発見がきっとあります。
自然で健康的な スローライフ を実践するイタリア食材のプロ。年間2万本以上のオリーブオイルやバルサミコの販売をするPRIMESHOPを運営しながら、人生を愉しみ、明るく 幸せに 過ごすライフスタイルを提案中。
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