イタリア人にイケメンが多い理由 3選
イタリア人には『イケメンが多い』というイメージは、多数の人が持っているのではないでしょうか。
イタリアでは、古代ローマ以前から貿易が盛んに行われたため、様々な人種の交流点でした。そのため長い年月を経て多くの民族が混ざり合い、多種多様で美しい容貌を生み出しました。実際、イタリア北部の人は身長が高くて色白で金髪で青い目の人が多かったり、南の方の人は褐色の肌で黒髪に濃い色の目をしている人が多いです。しかし、彼らが『イケメン』である理由はその容姿には限らず、その身のこなし、セリフ、ジャスチャーすべてに『イケメン』たる多種多様な要素がちりばめられています!
今回の記事では、遺伝的要因以外に、なぜ彼らが『イケメン』と呼ばれているのかを紹介します。
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理由1 肉体(腸)が健康的
イタリアでは、インスタント食品や添加物が入った食品は日本ほど多くありません。また、昔ながらの製法で作られた野菜、オイル、ビネガーや、肉が手に入りやすく、DOPやIGPを始めとするクオリティーの高い食品がすぐに手に入れられるなど、『腸に優しい』環境だといえます。
腸の健康は、消化から代謝、栄養の吸収や、体の発育、回復に直結するだけでなく、『幸せホルモン』と呼ばれるセロトニンの9割を作るため、イタリア人の『陽気な性格』にも深く関わっているのです。事実、地中海式の食生活は、有用な腸内細菌を増やしてくれるという研究報告もあります。
イタリア人はピッツァやパスタ等の炭水化物をいつも食しているイメージがあるかもしれませんが、本当のイタリア料理は違います。パスタやピッツァは、ほんの一部で、野菜たっぷりの前菜類、肉や魚介類のメイン、ポリフェノールや栄養素が豊富なオリーブオイルやバルサミコなど、本来のイタリア食の姿は、非常にバランスが取れた『地中海式食事法』なのです。これは、イタリアが食に対する安全性を重視する国家で、健康的で品質の高い食材を保護しているからです。
イタリアのエグゼクティブと会話をする際に、野菜中心の食生活や肉の摂取を抑えるなど、健康意識が高い人が多いことに気づかされると思います!
筆者はイギリス、フランスでの生活経験がありますが、イタリアを含めて、どの国でも日本と比べてジャンクフードや、添加物の多い食品、カップ麺や冷凍食品は食べる機会は極端に少ないです。
また、野菜や果物は安くておいしいものが多く、日本のように市販のドレッシングをかけないで、シンプルにオリーブオイルとビネガーで食べますし、肉や魚などの調理も素材そのものの味を生かす事に重点を置きます。海外と日本の食品添加物についての比較は、食生活や制度の違いによって、定義や対象食品の範囲が異なり、単純に品目数だけで考えることは難しいですが、比較してみると、日本の食品添加物は828品目(指定添加物・既存添加物のみ)に対し、イタリアでは360種類程度と、大きな差があります。
肌の綺麗さ、若々しさ、陽気さまでもが、腸内環境に左右されると言われているんです!
理由2 服装や装飾品に敏感な環境
イタリアのフィレンツェにて年に2回行われる世界規模のメンズファッション展示会「ピッティウオモ」(PITTI UOMO)をご存知でしょうか?イタリアのブランドを中心に、世界各国のブランドが新作モデルを発表するショーで、 それをめがけて世界各国からバイヤーが集まるのです。 その際に撮られるスナップショットは圧巻で、雑誌やメディアを何かと賑わせます!
公式インスタグラムのサイトも要チェックです!
もちろん、イタリア人だからと言って誰もがこのような恰好をしているわけではありませんが、彼らは幼い頃からファッションの感性を磨く環境が備わっています。イタリアでは小さな子供や赤ちゃんにジュエリーを贈る習慣があり、幼いころから、身に着けていることが良くあります。特に、イタリアはジュエリーの文化が3000年以上前から存在しており、ゴールドジュエリーの優れた生産地として名高いです。これは、キリスト教がローマ帝国の国教となった際、教会の権威を示す『クリスチャン・ジュエリー』が数多く生産され、イタリア全土に出回ったことに起因します。このことから、イタリアには男女問わず、日常的にジュエリーや時計を身につける文化が根付いています。
また学校に通う年齢になると、ファッションに対する周囲の目も厳しくなります。日本のように決められた制服や、厳しい校則規定が無い代わりに、自由にファッションを選べる環境があり、それと同時に他社からの評価にもさらされて育つのです。また、中高生の女の子ともなれば、毎日化粧をしていますので、かなり早いうちから、自分の外見に関する個性に対して『責任』を負うのです。
これにより、イタリアでは自分の個性を生かして、自己表現する機会が若いころから与えられています。
素肌のお手入れも、ファッションの一つニャ!
理由3 レディーファーストの文化
イタリアという国は、とにかく女性に優しいです。レストランで料理が運ばれてくる時は、ウェイターは必ず女性のお皿から先に置きまし、ワインなどの飲み物も、1番先に女性から注がれます。また、電車や飛行機で重い荷物を棚に乗せようとしたりしていると、近くにいる男性が手を差し伸べる風景に出くわすことも珍しくありません。
欧米の男性にとってレディーファースト『する・しない』以前にマナーとして体に染み付いているので、出入り口に女性がいれば自分がドアを押さえて先に女性を通します。これは、付き合っている女性だからいう問題ではなくて、欧米の地に育った一つの慣習ですが、特にイタリアでは年齢に関係なく、女性を女性として特別に優しく扱っています。
その理由の一つとして挙げられるのが、イタリアはカトリック教徒が99%という国民性で、聖母マリアに対する宗教観から、女性に対して特別な尊敬を示すという教育がされているのです。
またイタリアでは一般歴に、中学生以降からは特定のボーイフレンドやガールフレンドが存在することが普通で、その関係性を早くから学んでいきます。若いうちから常にカップルで行動することが多いため、ドアを開けてあげたり、コートを着せたり、ワインを食事中に注いだりと、しっかりと『イケメン対応』が身に染みているのです。逆に言うと、常に主導権を男性がしっかりと取り、デートの行先、食事のとりわけに始まり、言わば女性の気分もエスコートしているのです。
まとめ
外見的な『カッコよさ』の基準は、国や文化によって当然違います。
ちなみに、イタリアのイケてる男性の三大条件としては以下の三つがあります。
1)Barba di tre giorni(三日髭=無精ひげ)
2)Capelli cortissimi(ショートヘア)
3)Petto virile(胸毛)
如何でしょうか?日本の女性が描くイケメンの印象とは、多少異なるかもしれまはげせん。イタリアや西洋の男性は体毛が濃く、はげるのが比較的早いため、20代でもスキンヘッドにする事も珍しくありません。その代わりに、魅力を最大限に活かす彼らなりの『カッコイイ』スタイルの価値観があるのです。
一方で、内面的な『カッコよさ』や健康的で明るい態度と生活習慣とは、万国共通のイケメン条件なのかもしれません!ユーモラスで明るく、レディーファーストを大切にする精神などは、イタリアならではの歴史と食文化があってこそなのです!!
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