2024年最新【ガンベロロッソ直伝：ローマでオススメのピッツェリア12選】

　トッピングが端まで乗っていて、薄くてサクサクした生地！これぞ首都ローマのピザ。ナポリピザは生地の縁が柔らかく、高くなっているのが特徴ですが、ローマピザは生地を縁まで薄く伸ばし、縁までカリカリに、クリスピーに焼き上げるのが最大の違い！
多くのローマ人にとって、このローマ風ピザは幼少時代から慣れ親しんだ家族の味であり、思い出を想起する食べ物なんです。
　ローマの伝統的なピザは現在でも、フラミニア通り(Via Flaminia)のイル・ブケット(Il Buchetto)、テスタッチョ(testaccio)のレモ(remo)、トラステヴェレ(Trastevere)のアイ・マルミ (Ai Marmi)のように古くから続くお店が守り続けている一方で、最近では進化したローマピザも大評判になっています。
　ナポリピザと違った進化をたどったローマのピザの現在をお楽しみください！

今回は、2024年の2月にガンベロロッソがリリースした記事に基づいて、紹介します。

目次（クリックするとジャンプします）

ーローマ市内のスポットー
ーローマ郊外のスポットー
まとめ

ーローマ市内のスポットー

**1.アロータピッツェリアロマネスカ（A’Rota Pizzeria Romanesca ）**

ピアネッタディパリドーロでのローマ風ピザで名を馳せていたサミ・エル・サバウィ氏が手掛けるローマ風ピザです。長い熟成期間でしっかりと寝かせた生地と、熟練を必要とする薪窯焼きなどの匠の技が光る一方で、伝統的な具材を使ったピザから、コンテンポラリー、週替わりの季節のメニューまで！パイ生地の詰め物、ドリンク、ワインどれをとっても素晴らしい逸品を提供しています。

– Roma – via di Torpignattara, 190 –

2.ピッツェリアロマーナ 180g (180g Pizzeria Romana)

チェントチェッレ（Centocelle）にある有名店。数日前からの予約は必須。メニューの中心となるのは、薄くてサクサクしていて香り豊かなローマ風ピザです。さまざまなトッピングを乗せ、個性的な調味料で「調理された」創造的な味わいが特徴。揚げ物やデザートもどれも美味しいので見逃せません！ Via Tor de’ Schiavi 53a にある 2 番目の店舗では、テイクアウトとデリバリーのみ営業しています。

– Roma – via Genazzano, 32/34 –

3.クランチ(Crunch)

タレンティ地区にあるクランチは、ローマの伝統に敬意を表し、長期熟成した生地に、トラディショナルな具材をトッピング！また、ベーコン、フィオルディラッテ、カルボナーラクリーム、ペコリーノロマーノ、山椒など、具材に思考を凝らしたピザも。ハウスカクテルをベースにしたペアリングも提供しています。厳選された前菜やおいしい揚げ物も要チェック。

– Roma – via Francesco d’Ovidio, 27 –

4.レエレメンターレ(L’Elementare)

香り高く軽い触感のローマ風ピザ。「テベレ川の向こう側」という意味のトラステヴェレの中心部にある地元ならではのお店。歴史深い情緒ある町で提供される丸いローマ風のピザはクラシックホワイト、クラシックレッド、スペシャルに分かれており、季節感あるトッピングの組み合わせが特徴。持ち帰り用のピザもあり、散策にも最適です。店内はシンプルで手入れの行き届いた雰囲気で、入り口にある長いカウンターで楽しむことも。25種類以上のクラフトビールが用意されているのも魅了的。

– Roma – via Benedetta, 23 –

5.エマ(Emma)

ブレンドしたオーガニックの小麦粉と、匠がつくるピザ生地と思考を凝らしたトッピング。典型的な薄くてカリカリのピザの先駆的なお店です。薄くて香ばしく、ボリュームたっぷりのピザが嬉しい！水牛のモッツァレラを組み合わせで使用したピザ、たフォカッチャなどがあります。クラフトビールと、品揃え豊富なワインが楽しめます。

– Roma – via Monte della Farina, 28 –

6.サンマルティーノピザエボッレ(San Martino Pizza e Bolle)

同じ経営者が所有する 3 つの店舗【サンティシドーロ（Sant’Isidoro）、サンビアージョ（San Biagio ）、ルンゴテヴェレ（Lungotevere）】の中でも、ルンゴテヴェレは有名なピザ職人のアレッシオムカス（Alessio Muscas）が提供するローマ風ピザ専門店です。彼のピザはサクサクしていて軽く、正確に焼き上げられ、厳選されたクラシックでクリエイティブなトッピング (タルタル、ほうれん草、牛肉のタルタル、卵、トリュフなど) で美しく飾られています！

– Roma – Lungotevere di Pietra Papa, 201 –

7.スヴァリオピザバー(Svario Pizza Bar)

コンカ・ドーロ地区（Conca D’oro）に最近オープンしたこの店では、クラシックなメニューと、「スヴァリアテ」（ svariate）と呼ばれるより豪華なピザを、ハウスカクテルと組み合わせて提供しています。

– Roma – via Val Senio, 18 –

8.ピッツェリアチルコロイッピコトールサンジョヴァンニ(Pizzeria Circolo Ippico Tor San Giovanni)

マルチリアーナ公園内（Marcigliana）にある乗馬クラブ内にあるこのレストラン。ピーマン添えチキンから、職人技のソーセージ、キャベツのソテー、自家製ハニーマスタードまで、飽きることのない豊富なメニューを提供！ハイレベルなグルテンフリーの提案も。ピザ職人、クリスティアン・マルチェリーニ（Cristian Marcellini）が生地と発酵種、トッピングの製品の選択の両方に慎重に取り組み、料理長を務めています。

– Roma – via di Tor San Giovanni, 245 –

ーローマ郊外のスポットー

9.ピッツェリアチルコロイッピコトールサンジョヴァンニ(Pizzeria Circolo Ippico Tor San Giovanni)

ピザ職人のチャンピオンの一人であるルカ・ペゼッタ氏（Luca Pezzetta）ピッツェリア。ヤコポ・ロッキ（Jacopo Rocchi）と提携してオープンしました。数あるメニューの中でも、海の具材をトッピングして装飾したピザが素晴らしいです。自家仕込み・熟成させた魚サラミ、生魚・煮物にこだわった鮮魚、季節の素材を丁寧に組み合わせています。

– Fiumicino (RM) – via della Torre Clementina, 158 –

10.ヴェロピッツァイオーリポポラーリ – ラティーナ(Velo Pizzaioli Popolari – Latina)

ガンベロ・ロッソ・ピッツェリー・ガイドですでにトレ・スピッキを受賞しているルカ・マストラッチ（Luca Mastracci）がプロデュースした新店。ラティーナでオープンしたヴェロ（Velo）では、ローマの伝統を近代的に装飾したピザを楽しむことができます。薄く、大き目な直径のピザはサクサクした食感。生地から焼き上げまでの丁寧な技術により、典型的なローマピザの具材から、近代的だで特別な両方の楽しいピザが楽しめます。

– Latina – via Cesare Battisti, 42 –

11.マーキュリオピザ – ポメジア (Mercurio Pizza – Pomezia)

ポメジアで長年続く有名店。ローマピザを長年研究、改良するマルコ・マサッチェージ（Marco Massaccesi）とアレッシア・ディ・バッティスタ（Alessia Di Battista）のお店です。絶妙に精製したイタリア産小麦粉と長い熟成生地のブレンドで作られた薄くてサクサクしたピザは、おいしくて消化しやすく、素朴な味わいです！トッピングは、揚げ物や甘い具材まで、通常のピッツェリアではなかなかお目にかかれない素材を厳選し、こだわりを持って提供しています。

– Pomezia (RM) – via dei Castelli Romani, 31/33 –

12.ラ・カパンニーナ – リアノ (La Capannina – Riano)

クリスチャンリッチョ（Christian Riccio）がプロデュースする注目のローマ風ピザ店。ローマならではの具材をトッピングしたピザはシェフが厳選したセンスある素材ばかり！

– Riano (RM) – via Giacomo Leopardi, 1

出典
ガンベロロッソ・インターナショナル（Gambero Rosso International）

まとめ

　ガンベロロッソではお馴染みの有名なシェフのサミ・エル・サバウィ氏（Sami El Sabawy）、ルカ・ペゼッタ氏（Luca Pezzetta）、ヤコポ・メルクーロ氏（Jacopo Mercuro）、ミルコ・リッツォ氏（Mirko RizzoMirko Rizzo）ですが、最近ではルカ・マストラッチ氏（Luca Mastracci）やアレッシオ・ムカス氏（Alessio Muscas）など、若くて才能のある職人たちが精力的にローマ風ピザを作っています。
　伝統的な技法に、コンテンポラリーなトッピングが楽しめる新しお店も続々登場している模様。これからのローマピザにも益々注目が集まります！

ローマを訪れた際に、覚えておきたいテーブルマナーはこちらです！