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パンチェッタとベーコンの違いは?【おすすめレシピ3選】

イタリア料理でおなじみのパンチェッタは生ハムと似ていますが、使われているお肉の部位や製法が異なり、ベーコンに分類されています。確かに生でそのまま食べる場合もあったり、炒めてパスタに入っていたりと、様々な食べられ方をしていますよね。今回は、パンチェッタと生ハムの違いや特徴、そしておすすめレシピもご紹介します。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!

生ハムみたいに、生でそのまま食べるのに、ベーコンの仲間なんですね!

他にもパスタに入れたり、いろいろな食べ方があるんだよ。

目次(クリックするとジャンプします)

パンチェッタとは

パンチェッタとは

「パンチェッタ(pancetta)」とは、イタリア語で「豚バラ肉」という意味で、塩漬けした豚のバラ肉をじっくりと熟成させた加工肉のことです。豚バラ肉本来の旨味がぎゅっと凝縮されたような味わいが特徴で、塩味はマイルドなものから強いものまで製造者によって様々です。また風味付けのために製造過程でハーブ、スパイスや胡椒などを加えることもあります。パンチェッタは生ハムに比べると、日本では耳慣れない食材ですが、イタリアではパスタやスープ、サラダやおつまみなど幅広いシーンで活躍する定番の一品として愛されています。なおパンチェッタは豚バラ肉を塩漬けにして熟成する過程で水分が抜けるので、凝縮された豚肉本来の旨みが特徴的です。豚バラ肉は他の部位と比べて脂身が多いため、口溶けがよく、脂の甘味も強く感じられます。生ハムもパンチェッタと同様に塩を塗り込んで熟成させますが、パンチェッタは豚バラ肉特有の脂が乗ってコッテリとした濃厚な味わいがあります。生ハムは豚もも肉で作るので、あっさりしていてパンチェッタとは味わいが大きく異なります。

イタリアでは、パンチェッタや生ハムのほかにも、頬肉を使った「グアンチャーレ」という加工肉もあるんだよ!

なおパンチェッタは一見すると生ハムと似ているため、混同されがちですが製法が違います。生ハムは豚もも肉を原形のまま加工しますが、パンチェッタは豚バラ肉を海苔巻きのように丸めて加工するため、赤身と脂身が交互に層を作っています。また通常のベーコンは1~2週間程度しか熟成しないのに対して、パンチェッタは長いものだと6か月以上の長期熟成する場合もあります。熟成期間が長くなるほど赤身が縮み小さくなりますが、その分、旨味と香りは格段に良くなります。また、通常のベーコンは燻製をしますが、基本的にパンチェッタは燻製をしません。

だから生ベーコンと呼ばれているんですね!

なお、若干だけ燻製したパンチェッタは『パンチェッタ アフカミータ』と呼ばれます。アフカミータはイタリア語で燻製を意味する言葉で、通常のパンチェッタと比べるとスモークの香りが特徴的です。また、加熱処理をした豚バラ肉は、パンチェッタコッタと呼ばれます。コッタはイタリア語で加熱を意味し、約70℃のスチームオーブンで数十分加熱調理をして、その後冷却します。そのため、ここで言う『パンチェッタ』よりも調理されたハムのような感覚が強く、また別の味わいが楽しめます。また、豚バラ肉を加熱して、軽く軽く燻製して熱処理したものはブリアと呼ばれます

オススメの食べ方とレシピ

オススメの食べ方とレシピ

パンチェッタはパスタやリゾット、ピザといったイタリアの料理との相性がよく、加えることでコクがプラスされ、ワンランクアップした味わいに仕上げることができます。特にカルボナーラとは相性抜群で、イタリアのカルボナーラはパンチェッタで作ることが多いです。それ以外でも、カリカリに焼いたものをサラダにトッピングしたり、濃厚な旨みを活かしてスープや煮込み料理に加えるなどアレンジもさまざまです!パエリアやオムレツなどスペイン料理に使ったり、フライパンで軽く焼いてワインのおつまみにするのもおすすめですよ。

ペコリーノロマーノ チーズと胡椒をトッピング

パンチェッタのチーズ乗せ

パンチェッタは生ベーコンと呼ばれるだけあり、生でそのまま食べると最高に美味しいです。特に脂身がトロけるように美味しくて味わい深いですので、常温に戻してから食べるのがオススメです。また、塩気が控えめに作られているパンチェッタの場合は、ペコリーノチーズもすりおろしてかけ、その上に胡椒を振ってたべると格別に美味しいです。ペコリーノチーズは、イタリア語の羊を意味するペコラ(PECORA)のミルクから作られるチーズの総称で、特に歴史的に牧羊が盛んなローマ地方のペコリーノは、ペコリーノ ロマーノと呼ばれて塩気が強くて、すりおろして使用するのに最適です!パンチェッタは生ハムと比べると厚めにスライスしても美味しいため、もし家庭用のスライサーがあれば、ブロックで購入したパンチェッタを0.75~1㎜程度の厚みにカットして食べると、フワッとして大変美味しいですので、オススメです。

サンドイッチにして

スライスしたパンチェッタはサンドイッチに挟んで食べると、とても美味しいです!肉の味が濃くて、脂身の味わいが強いため、通常のハムに比べてしっかりとした存在感が出るので、パンとの相性が抜群です。スライスしたペコリーノロマーノチーズを挟み、軽く胡椒を振って食べると最高に美味しいですよ!

パスタに入れて


カルボナーラ、カチョエペペと並んでローマの3大パスタとして知られるのが、アマトリチャーナです。イタリア中部の町『アマトリーチェ風の』という意味で、トマトソースにパンチェッタ(もしくはグアンチャーレ)とタマネギを炒めて、トマトで煮たソースをパスタに絡めたものです。また、仕上げにすりおろすペコリーノチーズも大切な要素です!パンチェッタの旨みが溶け出したトマトソースとパスタによく絡み、ペコリーノチーズの塩気が相まって、一口食べると止まらなくなる美味しさです!

まとめ

まとめ

いかがでしたか?今回は、パンチェッタの特徴や、生ハムとベーコンとの違い、おすすめの食べ方やレシピなどをご紹介しました。通常のベーコンとはひと味もふた味も違う、濃厚な旨みとジューシーな味わいが魅力のパンチェッタは、普段の料理からお酒のおつまみまで、アレンジの幅が広いのも魅力的ですね!伝統的な自然の製法で作られたパンチェッタは、とても健康的なたんぱく質の根源なので、ぜひ日常の生活にも取り入れてみてください!

毎日食べても飽きない美味しさニャー。

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