オリーブオイルを飲む効果は?【方法とメリット3つ】
オリーブオイルを毎日生で飲むと健康にいいとの話は頻繁に耳にしますね。実際に有名女優やモデルさんを中心にオリーブオイルを愛飲している方は以外に多く、オリーブオイルは料理に使うだけでなく、そのまま飲むこともオススメの利用方法です。
ただ、オリーブオイルを飲むと言っても、やはり「油」というイメージが強い人も多いのが現実。そこで今回は、本当に油を飲むなんて大丈夫なの?という疑問にお応えすべく、オリーブオイルの健康効果、飲む方法と、正しい選び方を紹介します!
生で飲むなら、飲みやすくて美味しいオイルが良いですよね!
品質の良いオイルは、まるでオリーブのジュース!しっかり選んで、継続して飲むと良いよ!
目次(クリックするとジャンプします)
オリーブオイルの健康効果
オリーブオイルは他の多くの植物油のように「種」から採るのではなく、オリーブの「果実」から採れる油です。つまり、オリーブオイルはほかの脂とは違い、イタリアではオリーブのジュースと呼ばれる程です!とってもサラサラして飲みやすい油です。また、オリーブオイルは不飽和脂肪酸(オレイン酸)が多く含まれ、他にもポリフェノール類、ビタミンE、クロロフィル、植物ステロール類などが含まれているため、健康効果が抜群なのです。
オリーブオイルを生で飲むメリット3つ
上記のように、非常に多くの健康効果のあるオリーブオイルですが、ここでは生でそのまま飲むことのメリットを3つピックアップして紹介します!
メリット1:非加熱オイルは消化管の汚れを滑り落とす
最近の研究では、非加熱のオイルを摂取すると、消化管の掃除がされることがわかっています。
消化管の汚れは腸内環境の悪化に結びつき、老化や悪性腫瘍の原因になるばかりでなく、以下の症状を含む様々な重要な症状の根本的要因と言われています。
・ 頭痛、腰痛
・ 睡眠障害
・ 浮腫み
・ その他、感情の乱れや情緒の不安定などの心因的要素
質の良い油は、生で食した場合に消化管にこびりついた汚れを溶かすことで、パイプ洗浄剤のような役割を果たします。このことは、今世界的に売れているアダムスキー式「腸活」メソッドでも触れられていますので、気になる方は以下のリンクで詳しく読んでみてください。
アダムスキー式によると、このような効果はエクストラバージンオリーブオイルをはじめ、アマニ油やココナッツオイルの摂取でも非加熱ならば同じ効果がられるようです。また、柑橘類の果物と食べると相乗効果があるなど、独自の理論が勉強できます。
メリット2:若返り効果や抗菌・抗ウイルス作用がある
記事の前半でも紹介した通り、オリーブオイルはポリフェノールを豊富に含んでいるため、赤ワインやお茶と同じようにファイトケミカルによる抗酸化作用に加えて、皮膚を柔軟にしてシワを予防する効果や、保湿成分による美肌効果が期待できます。また、ストレスなどで増える活性酸素による老化防止効果や、コラーゲンの生成を補助してメラニンを抑制する美容効果もあります。
また、オレウロペインやヒドロキシソがあることが分かっており、近年のウイルス対策にも注目されています。
これらの効果も、オリーブを毎日生で飲むことで得られるメリットです。
メリット3:加熱すると栄養成分が失われる
それでは、オリーブオイルは生で食べなくては健康効果がないのでしょうか?
答えは、発煙点を越えなければ、加熱してもOKです。調理時にオリーブオイルを鍋にひいて火をかけると、比較的早い段階から白い煙が立ち上るのに気が付くと思います。この理由は、オリーブオイルは発煙する温度がほかの油と比較して低いからです。
サラダ油の発煙点が230℃程度なのに対して、オリーブオイルは180℃程度なので、普段からサラダ油でお料理をする方はオリーブオイルに変えると驚かれると思います。実は、この発煙を境にオイルに変質が生じ易く、風味や栄養素が損なわれてしまうため、発煙点の180℃以下で炒め物などをするのがオススメです。
調理中にオイルから煙が出たら要注意ですね!
飲む方法と、飲むのに適したオリーブオイル
オリーブオイルを飲む場合、大さじ1~2杯程度が1日の摂取量の目安です。あまり過剰に摂取すると、下痢や胃痛などの副作用が起こる可能性がありますので、最初のうちは少量から試してみてください。
なお、オリーブオイルと言ってもエクストラバージン、バージン、ピュアオイルなど、いくつか種類がありますが、そのまま食べたり飲んだりするのに向いているのはエクストラバージンオリーブオイルだけです。
一般的に日本で販売されているオリーブオイルは、エクストラバージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルですが、エクストラバージンオリーブオイルは最初に絞ったほんの少しの分量に限られ、収穫から搾油まで厳しい基準が設けられています。
エクストラバージンオリーブオイルとして認定されたものは、味も香りも申し分ないだけでなく、酸度が低いため酸化による劣化が遅く、健康にも安心です。なお、ピュアオリーブオイルはエクストラバージンには品質的には劣るものの経済的な価格なので、飲むというよりも加熱調理におすすめのオリーブオイルです。
飲むオリーブオイルの選び方
1 良質なオリーブオイルかどうか
上記のように、オリーブオイルと一口に言っても、ただのバージンオイルやエクストラバージン、ピュアオイルや精製オイルなど様々な種類があります。エクストラバージンオリーブオイルは、果実を搾っただけの油分なので、ギトギト油を飲む感じとは全く違います。むしろ、ジュース的な感覚すらあります。市販のサラダ油を飲むことは考えただけでも胸が気持ち悪くなりますが、エキストラバージンオリーブオイルはむしろ爽やかです。甘い香りやピリッとした上品な風味など、料理にかけるのが楽しみになるほどです。そのため、良質で本物のエクストラバージンオイルを選ぶことがお勧めです。
本物のエクストラバージンを使うのが大切なんですね!
オススメのオイルを紹介した記事も参考になるよ! ↓
2 健康効果を重視して摂るなら、ポリフェノールが多いものがおすすめ
オリーブオイルを生で飲むと数々のうれしい効果が有りますが、健康効果を重視して摂るなら、ポリフェノールが多いオリーブオイルを選ぶのをおすすめします。ポリフェノールが高いものは辛みが強いので、少しイガイガする感じがしますが、慣れるとむしろクセになるほどです。
もちろん、フルーティで飲みやすいエクストラバージンオイルも多数ありますので、いろいろ楽しみながら試してみるのをおすすめします!
喉の奥にピリッとくる刺激がポリフェノールの証!!
3 酸度が低いオリーブオイルかどうかを確認する
オリーブオイルを選ぶ基準の一つに酸度があります。エクストラバージンのオイルは、オリーブの実を収穫したのち、オリーブの実が酸化するのを防ぐために、速やかに搾油する必要があります。この際、メーカーによっては搾油施設(フラントイオ)が自社農園にないために劣化が進み、酸度を低く保って搾油できません。また、酸度を低く保つためには、搾油施設を清潔に保ち、ボトリングの際も空気に触れないで丁寧に管理する必要があります。
そこで優秀なオリーブオイルは、あえて酸度を公開することで、安心安全であることを証明していますので、それを基準に選ぶこともオススメです。
酸度に関する詳しい説明の記事も、参考にしてください! ↓
まとめ
いかがだったでしょうか。オリーブオイルを飲むといっても、品質の悪いオイルを飲んでいては、健康効果が薄いばかりか、品質が悪かったり酸化した油は逆に体に悪影響があるので、注意が必要です。また、毎日の調理に使うオリーブオイルと、飲むオリーブオイルを使い分けるなど、複数のオリーブオイルを持っていると用途に分けて使用できるので、大変便利でオススメです!とても自然で健康的な食習慣ですので、普段の生活に取り入れてみてください!
毎日続けることが大切だにゃー。
自然で健康的な スローライフ を実践するイタリア食材のプロ。年間2万本以上のオリーブオイルやバルサミコの販売をするPRIMESHOPを運営しながら、人生を愉しみ、明るく 幸せに 過ごすライフスタイルを提案中。
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