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DOPとIGPの違い

DOPとIGPの違い

オリーブオイルの良さを語るうえで、DOPやIGPというアルファべットを耳にする機会もあるのではないでしょうか?あまり耳慣れない言葉ですが、イタリア食材選びにはとても重要な指標です。また意味が分かって区別がつくと、更にイタリア食材を楽しめるようになりますので、今回はDOPとIGPの意味と、その違いを解説します!

よく瓶のラベルに入っているマークですね!

このマークを取得することは思ったより大変で、信頼できる商品として指標になるよ!

上記がDOP(画像左)とIGP(画像右)のロゴマークです。オリーブオイルやバルサミコの瓶のラベルにも貼ってあったりしますから、見たことが有る方も多いと思います。「IGP」と「DOP」という2つの認証制度ですが、EU(欧州連合)が定めた、認証で、食品の品質や安全性の保証と生産者の保護のための栄誉ある呼称です。

DOPやIGPの認証を取得するには、その生産地域、生産国、EUの順で審査に通らなければならず、認定された後も、その製造については、厳しい品質基準を満たすことは当然として、さらに誰が、いつ、どこで作ったものかということを原料にまでさかのぼって証明しなければなりません。
元来この認証が存在する理由は、多種多様な農産物を広く市場に流通させるとともに、製品名を誤用や盗用から守り、消費者が必要とする情報を正しく伝えるためですが、逆に、この工程で認証を取得し、維持しているブランドは一流の食材メーカーとも言えます。
この長いプロセスを辿ってでも、自分の製品をしっかりと生産して、消費者に安心安全で美味しい食材を届けようという心意気があるのです。

IGPとは

イタリア語のIndicazione Geografica Protetta(保護指定地域表示あるいは地理的表示保護と訳されます)の略語で、EU旗をモチーフとした青色と黄色の丸いシンボルマークがデザインです。もうひとつの制度「DOP」は、「IGP」と同様のマークですが、中の文字が、Denominazione di Origine Protetta(保護指定原産地表示あるいは原産地名称保護)と記載されています。
IGPは特定の地域に由来する品質、特長を有する製品で、製造、加工、包装にいずれかの工程が特定の地域で行われたものが指定されます。また、IGPが州のようなやや広い地域の特産品認証であるのに対し、DOPはそれよりも狭い町や村の特産品でもあります。 

DOPとは

特定地域の原産品を規定された製法により生産・加工・調整された製品であることを示します。
例えばパルメザンチーズですが、パルマがあるエミリア・ロマーニャ地方のみがパルメザンチーズと名乗れます。原産地や製法等の面でDOP規格から外れる『パルメザンチーズ』は違う商品名称をつける必要があるのです。


このようにして、大切に育てられた一流の食材のみがDOPやIGPを名乗れます。

「IGP」「DOP」の認証対象品にはオリーブオイル以外にも、チーズやハム、果物、魚介類などがあります。例えば、ハムの名産で知られるパルマ産プロシュート(生ハム)や、チーズのパルメジャーノ・レッジャーノもDOP認証食品です。

中でも、イタリアはEUで最もDOP製品の多い国として知られています。

オススメのDOPオリーブオイルはコチラです。

ラツィオ州 【チェとローネDOP】 (2017年 第16回イタリア環境連盟主催オリーブオイルコンクール第一位)

シチリア州 【サレミRE】 (2019年 JOOPのDOP部門で銀賞)


オススメのIGPオリーブオイルはコチラです。

いかがだったでしょうか。このを記事をキッカケに、イタリアでの長い認証プロセスや愛情こもった製造工程などに思いをはせながら、ゆっくりとご賞味いただけたら幸いです。

こちらの記事では、バルサミコ酢のDOPやIGPについて解説しています。

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